「あっ、今日は母の日やんか~!!」と叫んだ母である私。
「母さん、ぼくまだなんも準備していないけん、今度でいい?」とシュウ。
「えっ!?それないやろう!!手紙が嬉しいけん、手紙ちょうだい!」とおねだりの母。
「え~っ!!」
と朝交わしたその会話から、出かけたり、あれやこれやと忙しくしていて結局あっと言う間の夕方6時ほど・・・。帰路に着くやだんだん暗くなる外を見て、いつものように「はいはい~!!みんな~お風呂入れて~!お米炊いて~!ネギとってきて~!畑に水やって~!」とけたたましい母の声。
でも、シュウは自分の机のあたりで何やらゴソゴソしている。それも私が見えないところで。
「シュウ!!何しよんの~!!明日の準備しよんの~?暗くなるけん、早くネギとってきてよ~!!早く~!!」とまたもや けたたましい母の呼び声!
すると、うわ~んと泣きながら表れたシュウ11才。見ると片手に草花の花束が・・・。
「ぼく・・・ヒック(泣)、これ、母さんにあげようと思って(ヒック泣)、準備しよったのに~!!うえ~~~~~~~ん(大泣き!)。」
すると横からパパが来て、「そうっちゃ~!可哀想に。せっかく母さんのために準備しよったのに、母さんが怒りながら仕事言いつけるけんなあ~。」
その言葉に一層泣き出したシュウ。
「えっ?えっ?そうやったん?シュウ、母さんのために花束準備しよったん?」
「うん!手紙も(ヒック泣)」
そっか~。ごめんなあ・ありがとう!!
これはその後の記念撮影。
プレゼントは、摘んできた花束と手紙と野いちごだった・・・。